遮熱シート施工後の2020年8月1日14時~16時、施工された天井は
遮熱シートの上下(測定場所①.②)で温度差が約8.6℃を記録しました。
また、③外気温度と①天井裏の差が 約11.9℃も有り、
天井からの輻射熱を防いでいることを示します。
【データー測定】機械空調室外機群

環境温度を年間連続測定

室外機のコンプレッサー温度と室外機の環境温度を年間連続測定
暑い時期を抽出してグラフ化比較

遮熱シートなし

遮熱シートあり
室外機のコンプレッサー周囲温度と外気温度を連続測定し、
暑い時期を抽出してグラフ化比較しました。
全冷房能力:定格2800kW(ダイキン製)
遮熱シート有りでは、コンプレッサー温度が、遮熱シート無しより、
遮熱シート有りでは、コンプレッサー温度が、遮熱シート無しより、
平均約3~5℃低い状態でした。
遮熱シートの効果として、室外機表面で輻射熱が反射され、
室外機内のコンプレッサーは外気温度の影響が少なくなり、
過熱による停止(※)が発生し難い状態でした。
※異常停止温度:43℃(メーカー資料参照)
お客様より、冬の電力量が下がっているとの情報をいただきました

遮熱シート取付効果が
冬にも有る事が分りました。
凍結が心配される冬期、湿気の多い朝や夜など室外機の空気取入口には霜が全面付着、自動で電熱ヒーターがONとなり溶かしています。
遮熱シートは、外部からの輻射熱を遮熱しますが、内部で発生した輻射熱は内側に戻す効果がある為、霜が発生し難く電熱ヒーターのONが減りました。(電力量で比較)
2月電力量 20.8%減
約10,304kW/月、
CO2換算約4,544kg-CO2の削減となります
M工場:射出成形機遮熱材取付工事 クリーンルーム室内環境の改善
工事期間:2020年2月~3月

施工前

取付後
遮熱率約40%
サーモグラフィーで確認したところ、
施工前43.3℃に対して、遮熱シート上では26.4℃まで軽減していました。
遮熱率約40%
成形機へのヒーター加熱による周囲温度上昇を抑制しました。
成形機へのヒーター加熱による周囲温度上昇を抑制しました。
T工場様:金型加熱装置トライアル
工事期間:2022年7月

施工前

施工後 遮熱シート取付

施工後。遮熱シート取付 熱源側

温度測定。データーロガー5s毎で記録
効果確認1

効果確認2.3

測定温度 | 1.熱源側 | 2.外側 | 3.設備フレーム | 温度差(1-2) |
平均値 | 77.0 | 36.7 | 55.5 | 40.3 |
最大値 | 86.3 | 41.2 | 57.5 | 46.2 |
最小値 | 61.6 | 36.6 | 52.9 | 25.0 |
遮熱シートの熱源側と外側で平均して40℃の遮熱効果がありました。
本来なら拡散する熱を反射し、内側に閉じ込めることで、
金型加熱用ヒーターの設定温度を下げることができました。
1.第一段階トライアルとして、今後さらにシート活用を提案中。
1方向の輻射熱だけなので他の方向も検討中です。
1方向の輻射熱だけなので他の方向も検討中です。
2.センサーや電気ケーブルの耐熱温度を考えて進める予定です。
今後ヒーターの電力使用量を下げて省エネにつなげていく予定です。
今後ヒーターの電力使用量を下げて省エネにつなげていく予定です。
アコーディオンカーテンでの遮熱対策事例
工事期間:2022年10月
遮熱する対象温度が様々なので、
現場に合わせて遮熱シートの素材を選びます。
こちらの例では
こちらの例では
「サーモバリア フィット」を使用。
■現場に合わせたオーダーメイドで施工。
【横幅】開け閉めがし易い4m程度
■現場に合わせたオーダーメイドで施工。
【横幅】開け閉めがし易い4m程度
【縦の長さ】身長より高めの1.8m
[ 遮熱カーテン導入の経緯 ]
・炉の表面が80℃以上で、夏場隣接通路が暑くてたまらない。
・制御盤にインバーターがあり、制御機器は熱に弱く、
人以上にオーバーヒートで止まってしまうケースがある。
・対策として、小型の「盤クーラー」を設置し30℃まで冷却しているが、フル稼働状態。
[遮熱カーテンを導入]
日常の点検が必要な場所なので、カーテン同士をラインマグネットで開閉し易く設置。
必要な時に確認し、素早く閉める(ここが大事です)動作で管理することが可能。
<設置前>炉から出る熱は通路→制御盤まで到達し、暑さ被害があった。
↓
<設置後>遮熱された熱は留まるか・上の隙間から天井に逃げ排気口から外に逃げる。
残暑が残る秋口の温度測定でも、4~8℃の遮熱があり、
<設置後>遮熱された熱は留まるか・上の隙間から天井に逃げ排気口から外に逃げる。
残暑が残る秋口の温度測定でも、4~8℃の遮熱があり、
温度分布測定でも効果が確認されました!
遮熱効果の他に、
炉との隔離空間による火傷防止にもなっています。
冬もカーテンを閉める事で、炉が冷え難く保温効果が出ます。
現場では炉の熱を暖房替わりに使用する為、カーテンはオープン状態ですが、
現場の方からは、
「暖房よりはエネルギーの再利用率が高く、カーボンニュートラル」
との声を頂きました。
現場にはストーブやエアコンはありませんが、冬でも薄着の方も見かけました。
遮熱効果の他に、
炉との隔離空間による火傷防止にもなっています。
冬もカーテンを閉める事で、炉が冷え難く保温効果が出ます。
現場では炉の熱を暖房替わりに使用する為、カーテンはオープン状態ですが、
現場の方からは、
「暖房よりはエネルギーの再利用率が高く、カーボンニュートラル」
との声を頂きました。
現場にはストーブやエアコンはありませんが、冬でも薄着の方も見かけました。
【測定結果】
・焼入れ炉の表面温度 約65℃
・シート表面温度 約30℃
・遮熱温度 約35℃
遮熱カーテンのポイントは、
必要な遮熱が可能。開け閉めで楽に点検可能。
空間を空けることで高温状態(200℃以下)での遮熱効果は抜群です!
工期も短く(カーテンを取付けるだけ)手間の掛かる工事が少ないので、
低コストにて提供できます。
工期も短く(カーテンを取付けるだけ)手間の掛かる工事が少ないので、
低コストにて提供できます。